後藤徹さんの12年5か月に及ぶ監禁生活
後藤徹氏の12年5か月拉致監禁事件 民事訴訟の裁判記録
『拉致監禁by宮村の裁判記録』
撮影日:2008年2月13日
撮影:米本和広氏
4300人以上が被害にあった ”拉致監禁” とは
これまでに家庭連合(旧統一教会)では
4300人以上の信者が拉致され、監禁されました
10年以上にわたり監禁された方
絶望のあまり自殺した方
マンション6階から逃走を計り飛び降りて重傷を負った方
脱会説得者からレイプ被害にあった方
未だ重度のPTSDの後遺症で苦しんでいる方など
その被害実態は深刻です。
拉致監禁による強制棄教は
たとえ親兄弟、家族でも犯罪行為です
いかなる理由があろうとも許されるものではなく
決して ”どうでもいい” ものではありません
拉致監禁の手段
※以下の書面は全て、本訴訟に証拠として提出したものです
【実際に監禁されていたマンション】場所:東京都杉並区荻窪
【玄関の施錠(再現)】
【窓の施錠(再現)】
写真撮影報告書
この「写真撮影報告書」は、この鈴木エイト裁判でも証拠として提出されたもので、12年5か月拉致監禁裁判に提出された証拠です。
後藤氏のこの痩身状態は、監禁下で長期間、少量の食事しか与えられず、まともな運動もできなかったためで、栄養失調、全身筋力低下、廃用性筋萎縮(筋肉を使わないために筋肉組織が退化して小さく弱くなった状態)、貧血と診断された。
後藤氏が監禁から開放された3日後に、入院先の病院にルポライターの米本和広氏が見舞いに訪ねてきました。米本和広氏は2022年7月8日の安倍元総理銃撃事件の犯人とされる山上徹也が犯行前に手紙を送った人物として知られるノンフィクションライターです。
このころ(2008年2月)米本和広氏は家庭連合信者に対する拉致監禁、脱会強要を丹念に取材し、詳細にレポートした著書『我らの不快な隣人』の執筆の最終段階でした。
この写真は、この時、後藤氏を取材していた米本氏が、後藤氏が痩身であることに気づき、服を脱がせ、撮影したものです(このページにある「ルポライター 米本和広氏 陳述書」 参照)。
控訴審判決文 (12年5か月拉致監禁裁判)
この裁判の争点を知るため、鈴木エイト氏が「ひきこもり」と愚弄した「後藤徹12年5か月拉致監禁裁判」の判決を紹介します。
鈴木エイト氏は、この事件の判決文を知ったうえで後藤氏を愚弄する発言をしたのでしょうか。
4年半の審理を経て平成27年9月29日に最高裁判所で決定された原告側全面勝訴の東京高等裁判所判決文(平成23年(ワ)第2796号)を記載します。
なお、プライバシー保護を考慮し、必要に応じて個人名は伏せてあります。また、重要部分は赤文字、下線
で表示してあります。(忙しい方はこの部分だけ読むことをおススメします)。
判決文は、本裁判に証拠として提出されています。
原告後藤氏の陳述書(12年5か月拉致監禁裁判)
この裁判の争点を知るうえで、原告後藤氏の12年5か月間の拉致監禁の実態を紹介します。
全面勝訴した原告の陳述書です。
裁判所はこの陳述書の事実関係をほぼ事実と認めています。
「いったい、12年5か月間、何があったのか?」
興味のある方は、ぜひ読んでみてください。
驚愕の事実が書いてあります。
この陳述書は、この鈴木エイト裁判でも提出されます。
※プライバシー保護を考慮し必要に応じて個人名は黒塗りにしてあります。
メディアも報じた「12年5か月拉致監禁事件」
『脱会強要し監禁…統一教会信者「勝訴判決」の今後』
東スポWEB 2014年1月30日 配信
【記事解説】
この記事は東京地方裁判所の判決(第一審)を報じたものです。
12年5カ月間の拉致監禁裁判で長期監禁が事実認定され原告が勝訴したにもかかわらず、大手メディアはほとんど報道しませんでした。
この後、原告、被告側が双方控訴し、2014年11月13日に東京高等裁判所で一審を上回る原告の勝訴判決が言い渡され、被告側が上告するも2015年9月29日に最高裁判所にて控訴審判決が決定することになります。
ルポライター 米本和広氏 陳述書
この陳述書は、後藤氏が監禁解放後に監禁実行者たちを刑事告訴した際、ルポライターの米本和広氏が警察署に提出した陳述書です。
この陳述書が貴重なのは、後藤氏が監禁から解放された4日後(米本氏が後藤氏にインタビューした翌日)に後藤氏に対する拉致監禁の「教唆ないし幇助」の不法行為が民事判決で認定された宮村峻氏のインタビューに米本氏が成功していることです。
また、米本氏が後藤氏に取材インタビューし、痩身写真を撮影した時の様子(本ページの『写真撮影報告書』参照)や、米本氏がどうして拉致監禁問題を取材するようになったのか、その経緯も述べており興味深いです。
本陳述書も後藤氏の拉致監禁の実態を立証するものとして本鈴木エイト裁判に提出されました。